計画を立てるのが苦手な人、計画は立てれるけど実行が伴わない人、そんな人がたくさんいます。
あなたはどうですか?
今回の記事では、計画を立てるのが苦手だ、目標設定を行ったり計画を立てたりはしているけど思うように物事が進まないという方向けに、その解決策となりうるアプローチの仕方を、ひとつ提案いたします。
お役に立てれば幸いです。
いつまで計画立ててるの?その時間、無駄じゃない?
実はこれ、私が、うちの会社のスタッフの方々に、よく言う言葉のひとつです。
うちの会社では、比較的大きな規模の自社メディアを作る仕事なども行っていますが、そういう仕事をしていると必ず出てくるのが、コンセプトをまとめたり計画を立てることを入念に行い、そこに時間をかけすぎる人間。
こういう人は、うちでは無能と判断されます。
「そういうのいいから、早くページ作ってアップして。どうせ計画通りにいかないんだから、やりながら(実行しながら)考えてくれないかなぁ」
という言葉とともに、計画なんかよりも「まず実行すること」のほうが大事だということを理解してもらいます。
実際、計画通りにいくことなんて皆無なのですから。
つまり、計画を立てるのが苦手だという方は、思いきって計画を立てるのをやめてみる。
思い立ったのであれば、とりあえずやってみる。
とりあえずやってみれば、とりあえずの結果は出ます。
その結果をもとに、さっと簡単な計画を立て、またやってみる。
そうすると、またやってみた結果が出るので、そこでまた計画を修正して新たな計画を立てる。
やってもいないことに対しての計画に時間をかけすぎない。
要は、そういうことです。
通常、仕事についての助言は「計画せよ」から始まる。もっともらしく思えるが、問題はそれではうまくいかないところにある。計画は紙の上で消える。よき意図の表明に終わる。実行されることは稀である。
私の観察では、成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。時間が何に使われているかを明らかにすることからスタートする。次に時間を管理すべく、時間に対する非生産的な要求を退ける。そして最後にそうして得られた自由になる時間を大きくまとめる。
したがって、時間を記録する、整理する、まとめるの三段階にわたるプロセスが、成果をあげるための時間管理の基本となる。
(「経営者の条件」(著者:P.F.ドラッカー)46ページ)
経営学の第一人者ピーター・ドラッカーは、「成果をあげる者は時間からスタートする」といいます。
計画を立てる以前に「無駄を見つけ、無駄を省き、よりよきこと実行するための時間を大きく捻出する」ことが大事。
つまり、場合によっては、計画を立てる時間すら無駄。
そういうこともあるわけです。
いかがでしょう。無駄なことに時間使ってませんか?