iPhoneなどのスマホで撮影した動画を、Facebookのメッセージ(メッセンジャー)やLINEを使って送ろうとすると、「この動画のサイズは上限を超えています」というメッセージが出てしまい、送れない場合があります。
なぜ、このようなことが起こるかというと、FacebookのメッセンジャーやLINEには、添付できる動画ファイルのサイズに制限があるからです。
なお、2017年1月現在の仕様では、
・Facebookメッセンジャーでは、ファイル容量が25MBまで
・LINEでは、ファイル容量が300MBまで、動画の時間の長さは5分まで
となっており、これを超える動画は送ることができません。
iPhone6sで動画を撮影するとサイズ(容量)はどれくらいになるのか?
ちなみに、私が普段使っている「iPhone6s」だと、「設定」をタップして、その後、「写真とカメラ」→「ビデオ撮影」と画面を進めていくと、1分間動画を撮影したときのおおよそのファイルサイズが書かれています。
それによると、初期設定(デフォルト)のままであれば、1分間の動画でサイズは約130MB
そのため、25MBという制限があるFacebookメッセージでは、10秒くらいの動画しか送れない計算になります。
なお、初期設定の画質(1080p HD/30 fps)から、領域節約の画質(720p HD/30 fps)に設定を変更すると、1分間の動画のサイズが約60MBまで下がります。
つまり、ビデオ撮影の設定を「デフォルト」から「領域節約」に変更することで、25MBという制限のFacebookメッセージでも25秒くらいの動画は送ることができるようになるわけです。
iPhone6sの場合、20秒くらいの動画であれば「ビデオ撮影」の設定を変更することで、Facebookメッセージでも送ることができるようになる
もし、あなたが動画の撮影にiPhoneを使っていて、普段、友達や家族に送ろうとする動画の長さが20秒以内におさまるようであれば、「設定」をタップして、その後、「写真とカメラ」→「ビデオ撮影」と画面を進め、ビデオ撮影の設定を「デフォルト」から「領域節約」に変更しておけば、25MBという制限のFacebookメッセージでも支障なく動画が送れるようになります。
20秒以上の動画を送ることがないということであれば、これが一番簡単な方法でしょう。
しかし、時には、3分~5分くらいの動画を送りたいときもあるのではないでしょうか。
そんなときに役立つのは、このアプリです。
「Video Compressor」というアプリを使うと、iPhoneに保存されている動画ファイルのサイズ(容量)を圧縮して小さくすることが簡単にできるようになります。
このアプリは、App Storeで「Video Compressor」と検索すると出てきますし、無料で使えますので、撮影した動画をFacebookメッセージなどを使って友達などに送ることがよくあるのであれば、お使いのiPhoneに入れておくとよいでしょう。
なお、アンドロイド携帯の場合でも、「ビデオ圧縮」や「動画圧縮」という言葉で検索すれば、同様のアプリを見つけることができます。
FacebookやLINEで動画を送れないときの対策で一番簡単なのは?
「Video Compressor」のようなアプリで、動画のファイルサイズを圧縮して小さくすると、どうしても画質は悪くなってしまいます。
しかし、画質にさほどこだわらないのであれば、アプリを使って動画のファイルを小さくすることで、25MBという制限のFacebookメッセージでも5分以上の動画が送れるようになります。
20秒以上の動画をFacebookメッセージで送りたい!
そんな場合は、「Video Compressor」のような動画圧縮アプリを使うのが、おそらく一番簡単な方法でしょう。
なお、今回は「Facebookメッセンジャーを使って動画を送る」という話をしましたが、私の著書「はじめての簡単Facebook入門」には、その他のFacebookの便利な使い方など多数掲載していますので、ぜひご一読いただければ幸いです。