1月6日。
百貨店をはじめ、さまざまなお店の「初売りSALE」も一段落という感じでしょうか。
今年の初売りのひとつのニュースとして、「三越伊勢丹ホールディングスは、伊勢丹新宿本店や三越銀座店を含む首都圏8店舗の2016年の初売り営業をこれまでの1月2日から3日に変更した。」ということが話題になりました。
しかし、それでも、伊勢丹新宿本店は売上高が対前年で9%増(前年は2日の実績)、三越銀座店は前年並みを確保したようです。
世の中には「習慣」でショッピングを行う人もいて、毎年、欠かさずに、百貨店の「初売り」に足を運ぶ人もいます。
また、人によっては、「まず、このお店に行って、その次は、このお店に行って、その次は、このお店に行って・・・」というように、毎回、決まったコースでお店をまわる人もいます。
これもひとつの「習慣」といえるでしょう。
人の行動は繰り返すことで、それが少しずつ習慣になってきます。
そして、習慣というのは、朝になると無意識で歯を磨くのと同じで、なんらかのキッカケによって、意識せずとも行動を起こすようになります。
年末に、初売りのテレビコマーシャルを見て、「今年も行かなきゃ」と思うのもひとつの習慣。
この場合、TVCMなどが、まさに、習慣を呼び起こすキッカケになっているわけです。
マーケティングを考えるにあたっては、「習慣」と「消費」がどう結びつくのかということも研究分野のひとつになっています。
そのあたりのことの理解を深めるには「習慣で買うのつくり方」というニール・マーティンの本が面白いので、興味があれば読んでみるとよいでしょう。
また、初売りと言えば「福袋」を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
私は仕事柄、「福袋」を見ると、アフィリエイトやオークションが真っ先に思い浮かびます。
なぜなら、たとえば「ファッションブランドの福袋」などはネットショッピングでもかなりの売れ筋商品ですし、アフィリエイトでも、かなり売れるモノだからです。
もちろん、時期は限られますけどね。
たとえば、「liz lisa 福袋」というキーワードで検索すると、アフィリエイトサイトをけっこう見つけることができます。
このように「ブランド名+福袋」というキーワードで自分のサイトを上位表示させてアフィリエイトで稼ぐという手法は、けっこう昔から鉄板だったりします。
また、福袋というのは、いろんな商品が詰め合わせで入っていて、それがお得な価格で売られています。
そのため、詰め合わせの福袋をまず買って、その後、福袋の中身をばらしてオークションに単品で出品して稼ぐというのも、これまた、かなり昔から鉄板の手法として存在します。
人によっては、1月2日~5日くらいの百貨店の初売りの時期に、いろんなお店をまわって100~200万円分くらい「福袋」を買い込んで、その中身を、季節ごとに1年かけてオークションに出品して生計を立てている人もいます。
仕入れは、わずか数日間で行い、あとは1年かけてオークションで売りさばく。
まさに「福袋」の特徴を活かしたオークション手法です。
今の世の中、アイデア次第で稼ぎ方なんてものは無数にあるよなぁと、いつも思うわけで、そう考えると、ほんと、良い時代に生きてるなぁとも思えるわけです。