昨日、神奈川県の広告代理店(ASP)の方が「博多に仕事で来てるので」ということで、わざわざうちの会社にも立ち寄ってくださいました。
しかも、豊島屋の「鳩サブレー」というお土産まで持ってきてくださって。
ほんと、ありがとうございますm(__)m
スタッフみんなで、美味しくいただきました。
鎌倉の豊島屋といえば、現在「鳩サブレー」でその名を知られており、久保田久治郎という人物が明治27年に創業したとされている。
(中略)
豊島屋の創業後まもなく、フランス人からジャンヌ・ダルクの図柄が刻まれたビスケットをもらって食べたのにヒントを得て開発されたもので、「八幡宮の八の字が鳩の抱きあわせなのにちなみサブレーに命名」したものとされている。
「おみやげと鉄道 名物で語る日本近代史」(著者:鈴木 勇一郎/出版社:講談社)
日本には、その土地と結びついた名産品が多数ありますが、そもそも「おみやげ」の起源には、神社仏閣への参詣が深くかかわっているようです。
もともとは神社仏閣に参詣したことを、帰宅してから家族などに報告するための証拠の品として、寺社などからの「授かりもの」を持ち帰るのが「おみやげ」の原初的な形態だったようです。
しかし、参詣する人数が増えていくと、すべてを「授かりもの」とするわけにもいかなくなり、これに代わる品を「おみやげ」として売る店が門前に発達し、その後、江戸時代に庶民の旅が盛んになり、神社仏閣の門前や街道の茶屋などで、餅・団子・饅頭の類が「名物」として知られるようになった。
これは、福岡で言えば、太宰府天満宮の「梅ヶ枝餅」や宮地嶽神社の「松ヶ枝餅」が、それにあたるでしょうか。
そして、近代になり、鉄道が発達し、それとともに、日本独自の「おみやげ」文化が発達していった。
ということが、日本のおみやげの歴史研究をされている鈴木 勇一郎さんの著書「おみやげと鉄道 名物で語る日本近代史」に書かれています。
興味がある方は、ぜひご一読を。
新幹線や飛行機の発達は、移動時間の飛躍的な短縮を可能とした。
これは、おみやげというものに、大きな意味をもたらしている。
たとえば、福岡県太宰府の門前で、江戸時代から売られている「梅ヶ枝餅」という名物がある。
これは、あずき餡(あん)を薄い餅の生地でくるんだ焼き餅だが、何日も日持ちがするものではない。
だから「焼きたては中々うまい」が、おみやげに「持って帰ったら駄目」と長らくいわれていた。
しかし、現在は、博多駅や福岡空港でおみやげとして売られているのを目にすることができる。
こうした光景は、飛行機や新幹線があってこそ可能となったものであろう。
「おみやげと鉄道 名物で語る日本近代史」(著者:鈴木 勇一郎/出版社:講談社)
福岡の名産品といえば「梅ヶ枝餅」よりも、おそらく「明太子」のほうが今では有名なのでしょうけど、これも日持ちはしないです。
でも、現代は、空港で日持ちしないお土産を買っても、保冷材などをつけてくれるので安心して持って行くことができます。
ちなみに私は、稚加栄(ちかえ)の明太子をお土産として持って行くことが多いのですが、これはけっこう喜んでもらえます。
その他、「博多通りもん」なんかも福岡土産としては、すごくメジャーですし、これも喜んでいただけるみたいです。
あと、他にも「もつ鍋楽天地」のもつ鍋セットなども、お土産や贈答品としてすごく喜ばれる商品です。
実は、もつ鍋を通販で買うと、「もつ」と「スープ」くらいしか入っていなくて野菜は自分で用意しないといけないものが少なくありません。
そんな中、楽天地の通販セットは、もつ鍋に必要なものがすべて入っていて、鍋さえあれば美味しく食べれるというのも人気の秘訣です。
創業38年、本物の本場の味です。
あと、私が「お中元」や「お歳暮」で、よく利用させていただくのが、うちの会社のご近所でもある「もち吉」さん。
ここのお煎餅、すごく美味しいので、お世話になっている人へのお中元、お歳暮では、よく送らせていただいてます。
以上、日本のおみやげ文化の起源からはじまり、その後は、福岡土産や名産品についての話でした。