3月17日。福岡のオフィスで新規採用の面接を終え、その後、新幹線で大阪のオフィスに向かいました。
博多から新大阪に向かう場合の最終の新幹線は、21:08博多発の「みずほ610号(N700系)」(新大阪到着は23:37)
今回は、その一本前、20:51博多発の「ひかり444号」に乗りました。(新大阪到着は23:32)
東海道新幹線は、昭和39年(1964)10月1日に開業した。東京~新大阪間の「ひかり」の運行時分は暫定的に4時間であった。ダイヤは、終日ほぼ1時間に1本ずつ超特急「ひかり」と特急「こだま」が設定され、合わせて30往復の運転であった。
(中略)
山陽新幹線の新大阪~岡山間は、当初の予定を1ヵ月繰り上げる形で、昭和47年3月15日に開業した。開業直前に951型試験車両を使用して250キロ運転の試験を行い、当時国内最高速度の286キロを記録した。
(中略)
岡山~博多間は、昭和50年(1975)3月10日に開業し、これにあわせて全国的なダイヤ改正が実施された。
(中略)
東京~博多間は、最速列車で6時間40分を計画していたが、東海道新幹線のときと同様に路盤が安定するのを待つためと、筑豊地区で炭鉱の廃坑跡の位置が正確に把握できていなかったため、安全のために16分の余裕時間をとった。
「新幹線の歴史 - 政治と経営のダイナミズム」(著者:佐藤 信之/出版社: 中央公論新社)
今年、2016年3月26日に開業する「北海道新幹線(新青森~新函館北斗間)」が最近、話題になっていますが、私がよく利用する山陽新幹線(博多~新大阪間)の開業は、1975年3月10日。
なんとまぁ、私が生まれた年(1975年)に、博多駅から新幹線が走るようになったんですね(まぁ、どうでもいいことですが・笑)
当時は、東京~博多間は最速で6時間40分を計画していたようですが、今は、5時間弱で走っています。
技術の進歩はすごいですね。
なお、東京から新大阪までの新幹線が開通した1964年(昭和39年)って、東京オリンピックが開催された年でもあります。
その当時は、高度経済成長真っ只中、新幹線のほかにも阪神高速道路、羽田空港-浜松町を結ぶモノレールなどの交通インフラが、次々、完成したようです。
まさに、新幹線は「日本の高度成長のシンボル」だったのでしょうね。
そしてまた、2020年に東京でオリンピックが開催されます。
1964年の日本と、2020年の日本。
今の日本は、高度成長している国とはもう言えなくなってますので、1964年の東京オリンピック当時と比べ、状況は全く異なりますが、ともあれ、オリンピックを契機に交通インフラが整備されるのが世の中の流れ。
ほぼ1年前の記事ではありますが、@DIME(アットダイム)の「2020年東京オリンピック開催に向けてTOKYOはこう変わる」という記事を読むと、今後の東京のインフラがどのように改善されていくかを垣間見ることができます。
オリンピックと交通インフラの整備。
とても興味深いテーマなので、今後も注目していきたいものです。