私は仕事柄、いろんな業種の社長さんたちに、ブログの書き方やメルマガの書き方なども教えることもあります。
社長ブログ、社長メルマガ、これらは上手に取り組めば、かなりの売上アップが見込めます。
まぁ、そういった仕事をしていると、「どうやったら、もっと上手く文章を書けるようになりますか?」という質問をよくいただきます。
最近では、Facebookで積極的に情報発信する人も多くなってきましたので、より多くの方が、文章力の重要性を感じているのかもしれませんね。
というわけで、今日は、それらをふまえて、文章力について、私が考えるところをいくつか、お話させていただこうかと。
それでは、はじめましょう。
日本では、2004年から2005年にかけて、ブログが大流行したのを皮切りに、その後、ミクシィ、ツイッター、そして、フェイスブック、インスタグラムというように、個人が、お金をかけずに自由に情報発信できるツールが、次々と現れました。
その結果、今では、資本力のある大きな会社でなくても、ブログやツイッター、フェイスブックなどを上手に使いこなすことで大きなチャンスをつかむことができる。
そんな時代になりました。
実際、私も、もともとは何の取り柄もない平凡なサラリーマンでしたが、副業で始めたアフィリエイトのことをブログやメールマガジンを使って情報発信していったことで、それがやがて、様々な方の目にとまり、大きなメディアに取り上げてもらったり自分の本の出版にもつながりました。
そんな経験をしてきたからこそ、ライティング能力、すなわち「書く力」の重要性を感じているわけですが、どうも多くの人は、この「書くこと」に関して、とても苦手意識をもっているようです。
自分は文章を書くのが苦手だ。
どうやったら、もっと上手く文章を書けるんだろう?
ブログやフェイスブックに良い記事が書けるようになれば、より商売につながるんじゃないか
あなたも、もしかすると、そう思っているかもしれません
しかし、実際のところは、いくらあなたが文章力を磨いても、それだけでは売上や集客に直結することは、ほぼありません。
なぜなら、いくら、あなたが文章力を磨いて、とても素晴らしい内容の記事を、ブログやフェイスブックに書いても、みんな、基本的には、あなたのことには興味が無いので、真剣には読んでもらえないのです。
では、どうすれば、真剣に読んでもらえるのか?
それは、文章を書くときに、最初の一行、または見出しでどれだけ相手の興味をひくか。
これにかかっています。
たとえば、ハワイに旅行に行って、そのときのことをブログの記事に書いてみるとします。
あなたなら、その記事に、どんなタイトルをつけますか?
大半の人は、
「ハワイ旅行に行ってきました」
「ハワイ旅行記」
「念願のハワイ」
みたいなタイトルをつけます。
しかし、これでは、仲が良い友達くらいにしか読んでもらえません
ほとんどの人は、このタイトルのつけ方だと、
「だから、何?それがどうしたの?」
と思って続きを読むことはありません
なぜなら、あなたがハワイに行ったことなど、ほとんどの人にとっては、どうでもいいことだからです。
では、どんなタイトルをつければ、もっと、より多くの人に読んでもらえるのでしょうか?
たとえば、こうです。
「こんなに安くハワイに行けました」
もし、あなたが思ってたより安くハワイに旅行に行けたのであれば、このような記事タイトルで、ブログを書くことで、より多くの人に見てもらえます。
なぜなら、人は誰でも「得をしたい」「損したくない」という気持ちをもってるからです。
「こんなに安くハワイに行けました」と言われれば、多くの人が、「そうなの?じゃぁ教えて」となります。
ただ単に、「ハワイ旅行に行ってきました」と言われるのと、違いがあるのはわかりますよね?
このように、読む人が得をする、そんな期待感を持たせることがとても大事です。
また、こんな記事タイトルのつけ方も、多くの人の興味をひきつけ、続きを読んでもらいやすくなります。
「実際に行って見てきた!ハワイの最新流行スポット」
人は、新しい情報が大好きです。
最新の流行の情報は、常日頃、人々の会話の話題になるテーマ。
だから、できるだけ、最新の情報や流行の情報は、チェックしておきたい。
そう思う人がほとんどです。
だから、多くの人の興味をひきつけるために、新しさや流行をほのめかせることも、ひとつのテクニックとして有効なのです。
そして、もうひとつ、見出しのテクニックには「読み手の好奇心を刺激する」という方法もあります。
これは、私がセミナーでも、よく話題にしていますが、たとえばブログの記事のタイトルに
「ハワイで一番人気のパンケーキ知ってますか?」
という疑問文を書いておくと、その答えが知りたくなって続きをついつい読んでしまう。
人は問いかけられると、自然に答えを探してしまいます。
その心理を利用した効果的な見出しの付け方。
それもひとつの好奇心をくすぐる方法です。
なお、コピーライティングの世界では、今回、説明したような
「得すること」
「新しいこと」
「好奇心をくすぐること」
この3つの要素を、上手に組み合わせることで、続きが読みたくなるような見出し、キャッチコピーが書けるようになると言われています。
もちろん、ライティングの世界は奥が深いので、この3要素を知っただけで、すらすら売れるコピーが書けるようになるわけではありません。
ただ、これまで、特に何も考えずにブログの記事タイトルなどを書いていた方にとっては、今回、紹介した3つの要素は、
すぐにでも役立てていただけるテクニックではないでしょうか。
有効活用していただければ嬉しい限りです。
最後に、広告のプロ、ロリー・サザーランドさんのTedでの講演ビデオを紹介します。
さすが、広告のプロ、興味のひき方がハンパない。
ちょっと話しただけで、たくさんの人の興味をひきつけていらっしゃいます。
きっと勉強になるので、ぜひ、ご覧になってください。
あなたのビジネスにも活かせる、そんな「気づき」が1つや2つ必ずあることでしょう。