3月21日の夜、「はじめてのWordPress入門」の著者、原 久鷹氏との打ち合わせのため大阪から名古屋に移動。
原さんは、WordPressの他、Lineの活用本、Facebookの活用本というような技術系の書籍を17冊も出版しているテクニカルライターなのですが、本人は「私はライターではありません」とブログに書いていたのを、今、見つけました(笑)
小説家、脚本家、詩人、コピーライター。創造力が求められる、こういった分野の文章の書き方を、「クリエイティブライティング」といいます。
それに対し、感情や憶測を交えずに、事実を正確に書く書き方を、「テクニカルライティング」といいます。
この定義からすると、新聞や雑誌の文章なども、広義のテクニカルライティングに分類できることになりますが、一般に、テクニカルライティングという場合は、技術情報を対象とした文章で、かつ専門外の人にもわかりやすく構成・表現された文章を指します。
ですから、同じ技術情報を対象としていても、専門誌に掲載される技術論文などは除外されます。
まぁ、原さんがライターなのか、そうでないのかは、いったん置いといて(笑)
今年の年初に、原さんが書いた記事が50万pvを超えるアクセスを達成したことを、今日は話題にしてみましょう。
記事の内容と誘導先のマッチングが良ければ、驚くほどの結果が出ます。逆にそれがなければ誘導は非常に困難なものとなります。
ニュースサイトの「Spotlight」に原さんが投稿した記事が、なぜ50万pvを超えるアクセスを達成したのかの分析が、こちらの記事に書かれているので、興味がある方はぜひご覧いただきたいのですが、普通にブログを書いていて50万PVを超えることなんて、まずありません。
「Spotlight」という、もともとアクセスの多くて、かつ、拡散しやすい媒体に投稿しているというのが、膨大なアクセスを集めた理由のひとつではあるのでが、そのうえで、原さんは自身のブログでこうおっしゃっています。
ある程度落ち着いたところで見直してみると、おそらくもっとキャッチーにすればpvは伸びただろうと思います。
例えばバズらせるために非常に重要なアイテムである「サムネル画像」に、無理やりベッキーさんの写真を入れ込んだり(肖像権的なリスクを冒す気になりませんでしたのでやめました)あるいは記事内の誰が流出させたかという予想を入れたり、もっと不倫という事実を煽るないようにしたり、といったことは可能だったと思います。
そうすることでおそらくシェアやpvは伸びたでしょう。
ただし、それをすることは僕にとって意味がないんですね。
記事を拡散するためには「サムネイル画像」が重要。
読者の好奇心を煽るような内容にすると、さらにPVは伸びる。
というようなことを書かれたうえで、それをすることは自分にとって意味がないと。
オチとしては「あなたがこういう風にならないためには、こういったことが必要なんですよ」というものになります。
これが読者の得ることができるベネフィットです。
これを書いておかないと、ただの火事場の盗人みたいな記事になってしまうわけで、僕は自分がそういうイメージで見られることにメリットは得れないわけです。
読者の得ることができるベネフィット。
記事を書く時には、しっかりと、これを意識することが重要というのは、すごく共感できます。
私自身、このブログではいつも、なにかひとつでよいので読者の方に「気づき」を与えることができれば、という気持ちで記事を書いています。
記事の内容と誘導先のマッチング。
記事を拡散するためのサムネイル画像。
というように、Web上に記事を投稿することにより稼ぐためのテクニックは多々あるわけですが、それ以前に、「お客さまである読者に喜んでもらえるものを提供する」というココロを持つことが大切。
そんなことを、原さんの記事を読んで思った次第です。