3月3日。今日は、11:04博多発の新幹線(のぞみ24号/N700系)で新大阪(13:34着)に移動しました。
2006年に独立起業して、早いもので、もう10年。
今では全国各地にお客様や取引先、仕事仲間がいるわけですが、おかげで毎月のように色んな所に行かせていただけると思うと心から感謝の気持ちが沸いてきます。
はたから見ると、私はけっこう忙しくしてるように見えるみたいで、まわりの方々から「時枝さん、いつも忙しそうに働いてますが、お休みはとられてるんですか?」と聞かれることがあります。
そんなとき、いつも思い出すのが、この本です。
わたしに勤務時間という概念はなかった。
日付が変わる前に仕事が終わったら、それが休日だった。
オフィスを出るのが深夜の二時になることも少なくなかった。
日曜は最高の仕事日だった。
邪魔が入る心配がないからだ。
ビジネスの世界に足を踏み入れてから最初の16年間は、夜も日曜日もたいていは仕事をしていた。
他の人に自分と同じことをするよう勧めているわけではない。
息子にわたしと同じことをしろと言うつもりもない。
人生には成功より重要なことがたくさんある。
仕事はほどほどにしておいた方が人生の喜びは多いかもしれない。
しかし、人の二倍働いた者は人の二倍先に進むことができる。
広告の世界では特にそうだ。
「広告でいちばん大切なこと」(著者:クロード・C・ホプキンス/出版社:翔泳社)
19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した、アメリカの著名なコピーライター、クロード・C・ホプキンス(1866-1932)の著書には、こんな一節があります。
「わたしに勤務時間という概念はなかった。」
私の会社は、10:00始業で、18:00終業という決まりがあり、従業員の方々は、ほとんど残業をしません(というか、残業をしないでいいような優秀な働き方をされていて、社長としては感謝の気持ちで一杯になります)
ただ、社長である私が、同じ時間帯で働いているかというと、そうではありません。
ホプキンスさんと同じように、私も「勤務時間」という概念は、独立起業したときから無くなったような気がします。
「人の二倍働いた者は人の二倍先に進むことができる。」
なんか要領の悪いコトバのような気もしますが、でも、やっぱりそう思ってしまうんですよねー
好きな時に起きて、満員電車で通勤することもなく、好きな時間に働けて、うるさい上司もいない
そういうのに憧れて、独立起業を目指す若者が多いと聞きますが、いやいや、そんなに甘くないって(笑)
「人生には成功より重要なことがたくさんある。」
「仕事はほどほどにしておいた方が人生の喜びは多いかもしれない。」
ホプキンスさんも、そうおっしゃってますし、ここ10年で、このことは「ワークライフバランス」という、なんとも耳障りのよい横文字で語られるようになりました。
でも、個人的には、あんまりピンとこない。
少なくとも、私が事業活動を行うことで、喜んでくださるお客様もいてくれますし、雇用を生み出すことで社会にも貢献できるわけで。
とても立派な業績を残されたホプキンスさんも「ビジネスの世界に足を踏み入れてから最初の16年間は、夜も日曜日もたいていは仕事をしていた。」とのことなので、私も、まだまだ起業して10年程度の人間なので、最低でもあと6年は頑張ってみようかなと。
ふと、そんなことを思うわけです。
